メキシコとウルグアイへの他力頼みながら、わずかに決勝トーナメント進出のチャンスがあった。それだけでなく、自国開催の南アフリカ国民に白星を届けなければならない。代表チームの誇りを懸けた戦いだった。
モコエナ主将は「たくさんのサポーターに来てほしい。それがわれわれに必要な力を与えてくれるのだから」と呼び掛けていた。その通り、フリーステート競技場は南アフリカのユニホームと同じ黄色で埋め尽くされた。すさまじい歓声とブブゼラの音が選手たちを後押しした。
前半20分に先制点。右からのCKに遠いサイドにいたDFクマロが頭で鮮やかに決めた。25分には、フランスのグルキュフが一発退場になる運も味方に。さらに37分、左クロスがDFに当たってこぼれ、拾ったマシレラの折り返しをムペラが押し込んだ。後半に1点を返されても、圧倒的な攻勢は最後まで続いた。
メキシコが敗れて勝ち点で並んだが、得失点差で及ばず同組3位。開催国として初めて1次リーグ突破を逃した。しかし、選手たちは前を向いて引き揚げた。4万人近い観衆も、誇らしげにいつまでもブブゼラを鳴らした。
[時事通信ニュース]より
開催国の予選リーグ敗退は史上初だそうですが、最後のフランス戦の勝利は良くやったと思います。この1勝が未来の発展に繋がると信じています。
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