地下鉄、松本両サリン事件などで殺人罪などに問われ、一、二審で死刑となったオウム真理教元幹部土谷正実被告(46)の上告審判決で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は15日、「サリンやVXを生成した中心人物で、被告の知識や経験がなければ一連の犯行はなし得なかった」として、被告側の上告を棄却した。死刑が確定する。
教団による一連の事件で死刑が確定するのは11人目。ほかに遠藤誠一(50)、中川智正(48)両被告が死刑判決を受け、上告している。
第3小法廷は、土谷被告が、松本事件で悲惨な結果が発生したことを認識しながら、その後もサリンやVXの開発・生成を続け、地下鉄事件などを引き起こしたと指摘。「犯行の実現に極めて重要な役割を果たし、責任回避の供述をするなど真摯(しんし)な反省も認められない。死刑を是認せざるを得ない」と述べた。
[時事通信ニュース]より
教祖の言うとおりに行動して殺人を犯してしまったことは、同情の余地があるかもしれませんが、反省している様子がないのでは、死刑もやむを得ないでしょう。あれだけ人々を恐怖に陥れた事件の中心的存在ですから・・・。
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